Zscalerは5月16日、「2025年版 Zscaler ThreatLabz VPNリスク レポート」を発表しました。
VPNの脆弱性が企業にとって深刻なセキュリティおよびコンプライアンスの課題になっている実態が
同レポートで明らかになりました。
同レポートの重要なポイントは次の3点です。
・92%の組織がVPNの脆弱性に起因するランサムウェア攻撃を懸念
・93%の組織が外部からのVPN接続がバックドアとして悪用されることを懸念
・81%の組織が今後1年以内にゼロトラストを導入予定
近年、パッチ未適用のVPNが攻撃の起点となる事例が相次いでいます。
こうした中、65%の組織が今後1年以内にVPNからの移行を検討しており、
81%がゼロトラストアーキテクチャーの導入を計画しています。
AIの進化により、サイバー攻撃者が生成AIを活用してVPNの脆弱性を短時間で
特定する手口も確認されました。これにより従来より攻撃準備にかかる時間が短縮されます。
Zscalerは、従来のVPNではもはや現代の高度なサイバー脅威に対抗できないと強調し、
真のゼロトラスト原則に基づいたアクセス管理こそが今後の標準になると提言しています。
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